JA2EZD Wandering World Tour
(復活版 JUL .2007:原版 CQ Ham rdio1989年7月号〜)
REV:15Mar.2012
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| 連載 H オジさんたちのカリブ海 J8 |
カリブの生活は安くない。 |
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J80Aを発行してくれたデンカンのオフィス ![]() TV中継局舎からカリブ海を見る。 |
| 理想のロケーションを求めて。 | |
| 実は私はJ88AQのところからQRVした時積み残しのパイルがずっと心に引っかかっていたのです。そこで次の事が解決すればこの島の滞在を延ばし、土日にもう一度JAにQSO(交信)のチャンスを上げようと決めたのです。 それは +安い宿が見つかること。 +FBなロケーションが見つかること。 +特別コールが見つかる事。 コールはお役所と交渉してJ80Aが許可になったので、車で5時間かけてJAに開けている島の西側をもはや道が無くなる、Richmondまで北上しました。 途中のWallialbou Bayd江海に突き出た崖にプロの無線局のタワーを見つけました。これは行ける! 登って行くと地元の青年ウォリーが声を掛けてきました。 彼に道案内をしてもらい頂上に着きました、早速磁石でJAの方向を確認すると、崖の先の海がJA方向、抜群!! 素晴らしいロケーションです、このタワーは昔セント.ルーシアーセント.ビンセントーグレナダとマイクロウエーブの無線中継用に使ったアンテナタワーとの事で今はローカルの難聴様TVサテライトに使っているとの事、運良く地主がちょうど段々畑をたがやしていたので、彼に許可をもらってここからQRVする事を決めました。 しかしこの辺りはもはや貧しい半農半漁の貧しい400人くらいの村、ホテルなんぞありはしません。ただこの下の入江へヨットが時々来るのでこれを相手にする店が2軒ほあり、その1軒がコテージを作りかけており、ここを借りれるようにウォリーが話してくれました。 1日$10、部屋はブロックがむき出しで何もありません。 ちょうど日本の海岸の夏の家、という感じです、水が出てトイレがあるだけでも幸せ・・という状態です。 しかし、お予想通り夜は蚊の大群のパイルアップに会いました。 早速翌日キングスタウンから全てを引き払い、この寂しいビーチへ引越しです。ウォリーを助手として1日$20で雇い、アンテナを建設したのです。 もちろんこれは地元の人に奇異に見られて必要以上に役所に通報されるのを防ぐ意味も含めて、安全の為地元の人と一緒に作業することが大事だと思ったからです。 ここからの運用は全く文句の付け様の無いもので、W,EUからもらうレポートで59以下はありません。(59:最高に強い信号) カーバッテリーでベアーフットでの運用なのに59が当たり前の様に帰ってきます。 ヤッター本当に嬉しい一時です。これで月曜日までこの島に居ることを決めたのです翌日町へ戻りバルバドス/8Pへ行く切符を手配して、VE3CPU.Joeをここに案内しました。 彼が2時間に渡り28MHzdパイルを浴びている間に私は30mHのプロのタワーを使ってスローピングダイポールを上げたのです。 このアンテナのSWRを計ろうとしたJoeが思わず「Who!」と声を上げました。何とアンテナの誘起電波だけでSWRメーターが触れているのです。「これは凄い!」 イヤー夜が楽しみです。 最高のロケで最高のパイル! やはり期待を裏切らず3.8MHzでも抜群の飛び、EU 相手に軽く100局は突破, 7MHzもJAへ100Wとは思えない信号を届けられたと思います。21MHzに至ってはりニアを使ったJ88AQより強い、との泣かせるレポート(うーん 良しよし) 飛びすぎる故に夜は全て運用、使えれば車で仮眠、その分昼はビーチで昼寝との生活になったのです。 2日前のあの豪華なホテルの生活とはまさに天国と地獄の差がありました。 でも、よく聞こえ飛ぶと言うことはその生活の苦しさを補って余りあるものがあります。特にJ80Aのコールになってから21MHzで最高のパイルはJL1BLW 先生とSSB でQSO が終わり、「ではCWへ」と言ったら何と14KHz幅に渡って私をコールしているのです。 まさか? 一瞬、全部これが私を呼んでいるのか信じられず一番下の周波数と、一番離れた上の周波数の局を呼んだのですが、確かに私に帰ってくるのです。 この時ほど努力して良かったと思ったことはありません。 またこの時の運用スタイルは以下の様に変化して行きました。 1」車でスーツケースを机代わりに使った。(1月12日) 2」地面に板を敷い座り込みスタイル。(1月13日) 3」机を借り手正規のスタイル。(1月14日) しかし、この島は火山島で高い山があり雲がこれにぶつかって1日10回以上雨が降ります。従って日よけと雨しのぎにテントらしきものが必要でした。 (これテーブルクロスのビニールを使用。) また灯りは,初めは懐中電灯、次は車の車内灯を伸ばして使いました。持ちろん無線機など全ては車のバッテリーが供給源なので、強いWなどを相手にした時はエンジンを掛けて充電して、弱い信号のJAの時は止めてノイズを無く運用をしたことはFS、FGと同じです。 予想外だったのはここは朝必ず雨が降ります。そして海に突き出ているところなので横殴りの雨が降ることです。声が朝の5時ごろだと流石に寒く雨合羽とセーターが欲しいところです。「このままだと風邪を引くな。」思わず観念したほどです。 エレキーの左手が寒さに思わず震えだすほどなのです、このカリブの最南端の島で・・・ とにかく最小の費用で最高の電波を出せたと思います。がそれに払った肉体的代償は大きかったと思います。 「EZDさんの電波はいつも強いですね、どうしてですか?」との問いにh「一応それなりの努力をしていますから・・」と、答えて居ますが、これで具体的事項をお分かりいただけましたでしょうか? |
![]() ’島の西側、小さな入り江の向こうにプロのタワー発見。 ここからQRV 電池で運用 ![]() TA33jr 上がる。 車はレンタカー ![]() 1」 最初は地べたで運用、電源は車から。 ![]() 国旗掲揚+雨よけビニール。 ![]() 3」やっと机と椅子をj準備。 顔が疲れている。 (59の表紙の写真。) |
| 10W 局に未来はあるか? | |
例としては申し訳ないのですが、私が驚いたのはJ8/VE3CPU の場合です。彼は私が来た時既にバーチカルとダイポールで既に3,000局QSOしていました。が、JAは4局のみとの事ログを見たらJA7YCQのスーパー局が559なのです。これでは普通のJAにチャンスはありません。 ここでお金で現実を比較してみると、彼の借家は1ヶ月$1,000なのです。私のホテルは1週間de$1,000です。でもそういうところでナイトJAまで飛ばないのです。JAでも条件は同じですが、ここカリブでも見晴らしの良いホテルの値段はやはりそれなりに高いのです。 でもカナダ人の彼にしてみれば別にJAとやりたくてここJ8に来たわけではありません。何もJAのために高い山へ行く足のレンタカーも必要ありません。 従って合計でみると浸りの費用は7倍違います。彼にしてみれば既に3,000局も出来ているしカントリー的には既にJAもやって100カ国を超えたとなれば、これはもう大成功となるでしょう。 彼はメリシュリーフへ行ってJA局の多さは他の外人より知っている筈です。 それにしても現実的に何もJAの為に4倍もお金を出す事はありえないのです。何せあn3Y だって「JAの為に特別QRVをするから金をJAから送れ。」というくらいですから。 このJoeの様な運用がカリブにおける一般的DXerの現実だから、多くのDX雑誌に載っている外人運用のカリブPedi局がいかにJAで聞こえないかお分かりでしょう。 「10W局に愛の手を!」 なんて身の程知らずの事を貧乏人の癖に思い立ったことか・・自分の様な者がこんなところに来たのは本当は間違いではなかったか? あのCQ誌のスーパ-DXerの言葉を身にしみても思い出すカリブでの今日この頃のHiroo君なのです。 Iへ続く。 |
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