カリブの無線体験でつづる。
ハム日誌
5月11日 晴れ 32℃
朝14MHzで9局のJAとQSO. 昼は28MHzでWと遊んだり、島をダライブしたりして夕方の21MHzのオープンを待つ。
2144ZにJR7NXMを皮切りに43局とQSO.その後Wを28MHzで、最後は7MHzへとのパターンが定着する。
5月12日 晴れ 31℃
14MHzで3QSOと最低新記録を樹立! 昼間は28MHzでWと100局くらい遊ん211MHzのJAを待つ、ころあいを見計らってCQを出すとまたまた読んできたのがJG1SRB,RS57-59のレポートを交換し、JA捌きを開始。 コンデション良いのか強くは無いが安定して入感する。 結局2時間近くのオープンで120局もできてしまった。 感激! これで大分FSの需要を満たしたのではないかと一人思う。
5月13日 晴れ時々スコール 32℃
0900Z(カリブ0300時)昨夜の21Mオープンで気をよくしたので、早起きしてしまった。7MHzを覗いてみるとSSBは全く入感なし。 JA2BAYの「Ma
name is Hide」が聞こえない。CWを聞くとHI3JHがJAとQSOしているが肝心の相手のJAが全く聞こえない。1時間ほど聞いて諦め,14MHzへQSY.5T5NUとQSOした後JAを探す。 JA4KFAとRS56-42でQSO、その後18局程のJAとQSOするが最後に呼んで来たJA6BSMの信号が分からない、正直言って弱い!「ウーンいかに不利な西日本と言えど九州最強の信号が取れないとは?これは問題だ」 従ってここで根性を入れなおし、昼間マストを最大限りに伸ばしてステーで固め12mhにして,同時にSWRの高かったG5RVは諦め7MHz専用のダイポールに改造する。
しかしスコールが来てノイズが多い、コンディションも期待の21MHzが昨日はあんなに開けたのに今日は開かない。PYがJAとやっているが肝心のJAがノイズレベル以下である。聞こえない。 当然の如く当局のCQ JAにも応答が無い。 やはりサイパンの様に毎日開ける訳には行かない距離であることを改めて知る。
CWへ行ってCQ JAを叩いていたらIC-735の内臓のエレキー(あっといけない!これはカツミの商品名だっけ。お節介NOTE-2) が短点だけの連続になってしまう。
21MHzは最後の2200ZになってやっとJA9LSZとRS52-51でQSO。流石の天下の500W! コンテストマン しかしこの日は結局できたのはこれ1局だけ あーあコンディションの神様!仏様 BIZさま、助けて!
5月14日 晴れ時々スコール 32℃
昨夜21MHzが開かずがっかりしてしたら、どっと疲れが出てしまい仕方が無いのでMade in 6Y5のラムを引っ掛けてふて寝をしてしまった。しかし世の中神様も沢山いるなかでアラーの神だけは見捨てなかったようだ。 アンテナを高くした成果今朝の14MHzがFBだ,JA4KFARS58-55
JCCペディション+DXペディション
やはりアンテナの重要性を再認識する14MHzの出来事でした。こちらのリグはトランシーバー1台だけに強くする方法はアンテナが全てです。JE2YRDの経験から最後に物を言うのはロケーションだと信じています。特にDXとやるには耳が全てです。もてないJA局が海外へ行く最大の楽しみは"ビッグパイルアップ”この無線家のエクスタシーを自力で捌かなくては何の楽しみもありません。MCに誘導されて「次の方どうぞ」では自動販売機でQSLカードを買っているみたいな味気なさです。昨日21MHzが開かなかっただけに余計に14MHzの余勢を駆ってがんばりたいところです。
実はハムの悲しい習性というかJE2YRDの経験が役立ったと言うべきか、島をドライブしたとき飛びそうな場所はちゃんとツバを付けて有ったのです。しかし、この場所でもアンテナが12mhになるまでかなりの苦労がありました。果たしてこれを崖の上まで持っていてうまくいくものか? 今度は本当に一人で立てられるのか?苦労に比例して信号は確実に強くなるのか?疑問と不安が一杯です。 悪くすればカリブの貴重な1日が無駄になります。ここでQRVを続けるか? 山でビッグオープンを期待するか?まさに「To
be or not to be?] それが問題だったのです。
しかし、やはり「初心貫徹」「頑張ろう勝つまでは「21MHzの10W局にカリブを」を忘れることは出来ません。 そこで最高のロケーションを求めて移動することにしましした。島の北に突き出た、海から50mの絶壁 崖ぷち、北側180度は海、これ以上は望めません.最高のDXペデションロケーションです。
しかし、そこでの運用スタイルはまさにJCCぺデションそのもの、リグはカバッテリーで動作
OKですが、ANTを建てる方法が無いのです。人情として少しでも高くしたいのですが,
TA33jrの様な頭デッカチになると5mにセットしても一人で起こせないのです、仕方が無いので反動を利用して「エイ.ヤー!」とやったら、勢い余って反対側に倒れそう、慌てて反対側に回ったら運の悪い事にそこにはサボテンがしっかり私を待っており、足がトゲだらけ、おまけにエレメントは曲がるし、ンモー泣けてくるなあ・・(鋭い読者からQSLなど私のカリブの写真のほとんどが「下はいつもビーチサンダルですね。」とのご指摘がありましたが、実はこのアクシデントの後、抜けないサボテンのトゲの傷口が化膿して靴が履けなくなってしまったのです。どうぞ一人旅の見ない苦労をご理解ください。)
仕方がないので3mhで我慢して、ポールはセンターピラーにロープで縛り上げ、リグは助手席、ログは膝の上、時計はダッシュボードとセットアップして準備完了。
もう時計は2100Zを回っているので焦りながら汗を拭くのも後にしてスイッチON。すかさずJAが聞こえます。それもJA7JPKがCQ VEを出しているのが59+10dB ヤッター。
しかしCQ VPでないので果たして指定を無視して呼んで良いものか、一瞬ためらう。
UZ,OHをやった後2118ZからはJAのオンパレード、JAでもこちらの信号は確実にSは振っているようだ。2138ZにJG6MDJ,JH6RKI,JA6PK、JF6FFSとむずかしかった九州勢もどんどんピックアップ出来「QRZ? JA4,5,6?」と西日本を優先的に探す、JAからのレポートもお義理のRS55ではなく真面目に届いているようだ。
この後順調にQSOを重ね2321ZのJH5YAZまでの2時間150局ものJAをログに載せる事が出来た。
夕闇に包まれたここセント・マーティンのノースクルフ、一仕事やり終えた快い疲労感がゆっくり体を走ります。
カリブ海に浮かぶ遠くの島の灯りがやけに今夜は輝いて見えます。
有名な世界一危険なジュリアナ空港。
Cへ続く。