JA2EZD Wandering World Tour
(復活版 JUL .2007:原版 CQ Ham rdio1989年7月号〜)
REV:15Mar.2012
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| 連載 I オジさんたちのカリブ海 8P |
踏んだり蹴ったりのバルバドス
どうやって島を選ぶのか ![]() |
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HでSt.Vincent/J8の様子を例にとって旅行経済状態暴露の様な記事をお送りしましたが感想はいかがだったでしょうか? 日本に居るほうがはるかに楽であると想像できたと思います。J8の生活と運用スタイルは今までのカリブ旅行の集大成の様なところがあり、あらゆる場面が出てくるので説明にはちょうど良かったのです。 ではここで再びカリブの島から島への移動に関する問題と、それに伴う面倒なトラブルについて少し書いてみましょう。 J8の後、今度はどこの島へ行こうか?と考えました。当然隣の島への移動が候補に浮かぶわけです、それは南のグレナダ/J3と東のバルバドス/8Pです。 結果的にバルバドス/8Pにしたのは,免許が日本人でも8PXXXのコールで確実にもらえるの空路が三角に飛ぶのですがアンギラ/VP2Eへの帰り道だったからです。
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![]() 空から見ても平らなバルバドス |
| 踏んだり蹴ったりのバルバドス | |
| あのJ8で会った北野建設の柏野氏が「8Pは入国にうるさい国だ。」と言っていたので自分もそれなりの心構えで行きました。 この入国にうるさい国とはどういうことかと言うと最悪は入国拒否です。 観光立国にとって一番良い客は、その国に何の危害加えず、お金をたんまり使ってくれる人でなおかつ確実に本国へ帰る人です。 これを具体的に言えば、帰りのチケットを持っていて、現金も同時に沢山持ち、怪しそうでない奴(スパイみたいな無線機とかアルミのパイプを持っていない人。) そう言えば、本誌で日本赤軍見られて入国拒否されたJA3YKC(大阪大学)のOBの話が載っていましたね。 J8からわずか30分のLIATのフライトで8Pへは1830分に到着したのですが、移民局の女性係官がアッチコッチとスタンプだらけの私のパスポートを見て何やら上司と相談し始めました。(ン〜ン どうもこれは雰囲気が悪いな。) 予感的中で上長らしい係官が「帰りの飛行機のチケットを見せろ。」と言うのです。それも何と日本までの!! 私はその時はセントビンセント/J8−バルバドス/8P−アンティグア/V2−アンギラ/VP2EのLIATのチケットを持っていので「残りのチケットは盗難防止の為にVP2Eに置いてある、、米国で一度盗まれた経験があるので。」と説明しましたが「私はここで日本行きのチケットを見たいのだ。」の1点張りです。「結果的にこの国を出国するのだからこれで十分ではないか!」と言っても取り合いません。 この様に相手国へ入国するのに何らかの条件が有る場合は、航空会社はその条件を満たした人で無いとチケットを売ったり、また飛行機に搭乗させてはいけないとのIATAの規定があります。従って責任上LIAT航空の事務員が移民局に呼ばれ何やら話をしています。 その事務員も「このチケットで条件は、満たされれているのに何故ダメなのか?」と係官へ言ってくれましたが、お役人は要求を撤回しませんのでどうにもなりません。 結局アーダコーダで到着から3時間待たされました、ゲートで私一人が残されました、が、とにかく日本までのチケットが無いと入国でき無いとの事で,ついにLIATの事務員の泣きが入り結局チケットを買わされる羽目になったのです。 それも昔英国領だった関係があって、British Air Waysでバルバドスーロンドンー東京との日本行きの正規料金のチケットで何とB$6,000:52万円。 あきれて物が言えません。 でも、LIATの事務員がそっと囁きました。「クレジットカードで買ってくれれば、出国のときLIAT事務所へよってくれればその券はキャンセルして破るから・・」 本当は私は「お金が無いからチケットは買えない、この国へどうしても入国しなければならない訳で無いから、もう良い、俺は入国せず帰る!と言ってやろうか・・と交渉中、何度も思いました。(でも入国拒否でも、その日のフライトが無ければどうなるのだろう?) とにかく何処の国の移民係官でも通常他の公務員より法的に個人の裁量権が有るのが普通ですから、これに睨まれたら最後です。 22時過ぎになってやっと開放か?と思ったのですが更に「ホテルは予約してあるか?」との事でNOと言ったら今度は強制的に予約させられました。 実は前述の様に「うるさい国」との事で余り安いホテルを書くわけにも行かず「Hilton Hotel]と書いたのですが、これが裏目に出て係官の目の前で本当にHiltonを電話で予約する羽目になってしまいました。 ホテル到着後、移民局の係官とのバトルで疲れも重なり夜も遅いし、部屋の冷蔵庫のビールとピーナッツを取って寝たのですが、翌朝の請求書を見たらB$399:28,000円。 おほほ・・泣けてくるな〜 これじゃ〜昨日の入国から踏んだり蹴ったりだ! |
![]() 全くフラット土地のバルバドスの空港 ![]() 緑のところが、かっての銭の元、サトウキビ畑。 ![]() 絵葉書だと・・・ ![]() 首都で出会った軍隊、もちろん黒人。 |
そしてカリブの浮浪時に |
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| 例によって金のかかるレンタカーを借り(車5,600円/day+保険2,200円/day)レンタルシャック(無線機付貸別荘)をやっている島の北の村のジャガード/8P6PWのプランテーションへ向かった。そこには既に英国からのゲストTed /8P9AFがいるはずである。今日は彼の好意で夕方日本と無線が開ける時はそこから運用させてもらえる事になっている。 そこでアマチュア無線の免許をもらいに午後から町の官庁街へ向かったのですが、Ted から場所は「Telcom」は何処?と聞けば直ぐに分かる、と聞いたのですが、最初に教えられたのは電話局、次がアンテナが沢山建っているところ、と思ってらそこは通信研究所だった。 やっとのことで見つけたら時刻は既に16時10分、受付へ行ったら、残念ですね書類受付は15時30分まで、と・・冷たいお言葉にガックリ。(これは外人が成田に降り立ちその足で道を聞きながら関東電波監理局を探すのと同じ事。) これでは免許がもらえず今日は運用できないのか、と思ったら、係官が「コールサインは今日決められないが、無線に出たければ友達のコールを使って出て良い。」との事。 そこで申請は明日の朝1番で来ることにして、1時間かかるシャックまで戻る。 途中の道で海岸沿いの中級ホテルをチェックするが、冬のハイシーズンなので当然の如くB$250以上ばかり、やっと見つけたB$150のホテルは明日にならないと部屋が空かないとの返事。 18時にシャックに戻りJAへ向けて8P9AFのコールでQRVする。 抜群のロケーションで素晴らしい飛び具合、WWコンテストで8P9Xの高得点が納得、納得。 23時になったのでTed へ「もう遅いからホテルへ帰る。」と言った物のその実帰るホテルなどありゃしません。正直言って夕べの予定外の出費は大きい、それにこれから僅か7時間くらいしか寝ない場所にまた2万円も払えません。 結局色々考えてどこかで野宿(車で寝る)する事にしました。 ただ一番の問題は様子の分からない初めての国でそんなことをして危険は無いか?との心配です、何せこちらは車に無線機材一式の財産を積んでいるのです。「こいつは美味しい。」とばかりにいつ襲われるかも知れません。 結局夜は眠らず海岸端に駐車していたのですが、流石に朝方眠くなりTelcomの駐車場へ移動して仮眠を取っていたら、突然窓ガラスを激しく叩かれ、懐中電灯の光を浴びせられました。 ビックリしたのはこの上もありません。・・ガードマンでした。 あーあ強盗でなくて良かった。 昨日のHillton ホテルのベッドとは何と変わりようでしょう。 セント・ビンセント/J8と言いここバルバドス/8Pでも1日で天国と地獄の旅の生活をやってしまいました。(本当に貧乏人はDXpediなんかしては行けませんね。) こんなハプニングの朝もらったコールサインは8P9AC、いままで希望のコールサインがもらえると聞いていたので8P9KGB,8P9SEXとか奇抜な奴をもらおうと思っていたのですが、聞くと今年から8P9AAから空いたコールを順番に発行する事になったとの事。従ってなぜか昨日のTed のコールより若いコールに成ってしまった。 8P9AC: Akogareno Caribbean? その後ここに日本の女性が働いていると柏野氏に聞いていたので訪ねたのはUNDP(国連開発機構)、彼女はまだ20台の若さ。 聞けば慶応大学を出てスタンフォード大学へ留学が災いして高学歴過ぎて逆に日本で就職できず米国へ来て国連に採用された、との事。 そして初めての仕事が開発援助でカリブ海へ。 フ〜ン、無学の私にはまるで雲の上の人、でも久しぶりに出会った日本人の女性と日本語で話が出来た事になぜか心ウキウキ・・(あハハ 俺も男だな。) 夕方のJAのオープンまで時間が有ったので車で島をほぼ一周してみる。 何万坪単位のサトウキビ畑が凄い迫力、緑の海の様だ。また島の中央部はこの畑を縫って道が出来ているが背の高いサトウキビに車は隠れてしまう。 英国風な香りを残した協会もあった。 その昔海外侵略ではスペインに遅れを取った英国が初めて実効支配でき、砂糖の世界的需要の元で大きな利益を生み、その後の英国の資本主義経済を支える基になったお金を生み出したの最初のカリブの植民地がここバルバドスだったのだ。 夕方Ted のところへ行くが彼は全くCW(電信)をやらないのでキーが無い、当然の事ながら受信機にもCWフィルターが入っていない。そこで持参のTS680をセットして21Mhzを受信、早速浜松の友人JH2HFDへ挨拶をしてから自分のコール8P9ACをCWから始める。 明日の早朝に7MHzでJAとやりたいから、と徹夜の許可はもらっておいた、が実は帰るべきホテルが無いので有る。 朝7MHzでJAとやった後、慌しく空港へ向かうが、朝の道路ラッシュで予定の10時の便には乗れず午後の便となる、するともはやその日の内にはアンギラ/VP2Eへの便は無い、そこで中継のアンティグア/V2の一泊を余儀なくされる。 そこで居直って役所で免許をもらって次回の為にホテルと運用可能な山の下見でもしよう、と気持ちは変わって行ったのです。 Jへ続く |
![]() 素晴らしいアンテナからカリブ海を臨む。 ![]() 椰子の木が如何にもカリブ局。 ![]() CQ−JAより..CQ-YLの方が・・ |